【ガイドウォーク】鎌倉古道と原町田宿の謎を探る

お天気にも恵まれ参加者81名の多くの方々をご案内出来ました。今回からイヤホンの貸し出しをすることで、よりわかりやすいガイドが行えました。コースとしては、旭町体育館をスタートし、原町田宿の鎌倉古道を金森の杉山神社まで辿りました。

 ■探索会

 町田市の中心地に広がるやかな商店街は、明治時代に横浜へ生糸を運ぶ「絹の道」に沿って発展し、明治41年に国鉄の原町田駅が開業、昭和2年に小田急新原町田駅が開業したことにより次第に発展していきました。

 そもそも今から800年前の鎌倉時代始め頃には、この付近はまだ人家はほとんどない見晴らしの良い丘で、谷間深く怪しく光る境川の向こうには緑に覆われた相模野台地や遠く丹沢連山が望める、誠に美しき丘だったことでしよう。

 そこに府中や多摩、小野路、野津田方面から続く「鎌倉街道・上道」が、また高尾や相原方面から続く「鎌倉街道・山の道」のニつがY字型にぶつかり、少しすつ人々の情報交換の場が生まれ、戦国時代には小田原北条氏により簡易な関や市が形成され「原町田宿」が誕生したのです。正に町田の商店街の発展の歴史は。ニつの鎌倉古道によるものといえましよう。鎌倉街道の推定ルートをたどれば、身近な歴史の存在に感動できます。

 

■コース(行程:約6キロ):
旭体育館~鎌倉街道・上道~小田急線第2踏切~たち山~鎌倉街道・山の道~第1踏切~町田駅前カリヨン広場(組の道碑)~戦国時代「原町田宿」発祥の北端、"鎌倉古道のY字交差点"商店街にて昼食~浄運寺~勝楽寺と原町田宿発祥地~JR横浜線を渡る鎌倉古道推定路~町田天満宮~渋谷弁財天~金森・杉山神社~町田駅