【020】町田市は歴史遺産群の眠るエリアなのです

 古代から鎌倉・戦国~江戸時代の貴重な街道が今も街中や野山に遺されていることが 考古学的調査や歴史地理学的な実地に立った歴史探求から、次々に明らかになってきています。 特に町田市内の七国山や野津田地区には、源頼朝や北条氏の時代に完成されていった 「鎌倉街道の最重要路・上道(かみのみち)」の本道や支道、古代国道などの道路遺構が存在しています。それに伴う大規模な馬牧や砦跡、古戦場、さらには古代の駅家(うまや)の存在も推定される貴重な歴史遺産群の眠るエリアなのです。これらが往時のまま地中や地表に良好な遺存状態で、集中 して見られることは、正に奇跡的なことであり、他地域には見られない特筆すべき事実です。